こんにちは、今日も漢方薬のお話です
「葛根湯」「麻黄湯」と同じく風邪の初期に用いられるもので、
「桂枝湯」です。
「葛根湯」「麻黄湯」との違いは
「頭痛」「発熱」「悪寒」がしているときに用いますが
前の二つは「汗が出ていないとき」なのに対して
「桂枝湯」は「汗がじんわりとでているとき」に使用します。
この違いで身体の体力の有る無しを診ています。
「汗が出ていない」方は体力の有る「実証」
「汗が出ている」方は体力の無い「虚証」
と判断します。
「桂枝湯」は弱っている体を温めて風を治していく漢方薬になります。
妊婦さんの風邪にも用いられたりしています。
同じ風邪の初期に用いる薬でも細かく
身体の状態によって違う薬を選ぶのが漢方薬のややこしい所ですが
きちっと合えば抜群の効果を発揮します
鍼灸師・登録販売者 渡邊 未来